マットレスで寝ると腰が痛いのはなぜ?腰痛になる原因と対処法を解説
腰痛の原因の1つに、マットレスが関係している場合があります。寝床は毎日一定の時間を過ごす場所であり、その選び方や状態によっては、腰に悪影響を与えているかもしれません。マットレスの硬さによっては、身体に痛みが生じやすくなるため、適切な選び方や管理方法を知ることが重要です。この記事では、マットレスで腰が痛くなる原因と、適切な対処法を解説します。
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マットレスで腰が痛くなる主な原因
マットレスで腰が痛くなる主な原因は以下の3つです。
- マットレスが柔らかすぎる
- マットレスのサイズが合っていない
- マットレスが劣化している
それぞれ詳しく解説します。
マットレスが柔らかすぎる
マットレスが柔らかすぎると、身体が適切なサポートを受けられず、腰や背中が沈み込んで圧迫されてしまいます。体勢が「くの字」のようになり、自然な曲線を保つことができず、腰の負担が大きくなるのが腰痛を招く原因の1つです。
マットレスのサイズが合っていない
マットレスのサイズが適切でない場合も、腰痛の原因となります。身体がはみ出るほど小さいサイズのマットレスを使用すると、十分な寝返りができなくなり、同じ部位への圧迫感を増加させます。腰への負担を分散させるためには、身体の大きさに合わせて、寝返りを打ちやすいサイズを選ぶことが重要なポイントです。
マットレスが劣化している
マットレスが劣化すると、本来の弾力性が失われ、正しい寝姿勢をすることができません。その結果、圧迫された筋肉が緊張状態となり、特に負担の大きい腰への負担が大きくなって、痛みを引き起こしてしまいます。長期間の使用によって劣化したマットレスは、身体への負担が大きくなることも理解しておきましょう。
腰痛を改善するマットレスの選び方
腰痛を改善するためには、以下のポイントを参考に、適切なマットレスを選ぶことが重要です。
- 体に合うマットレスの硬さを把握する
- マットレスの種類で選ぶ
- マットレストッパーを敷く
それぞれ詳しく解説します。
体に合うマットレスの硬さを把握する
まず、自分の身体に合ったマットレスの硬さを把握することが大切です。硬さ不足の柔らかいマットレスは、腰のサポートを不十分にし、硬すぎるマットレスは腰に過度な圧力をかけます。自分に合った硬さを見極めるためには、実際に寝心地を試すことが大切です。適度なサポート力と、身体へのフィット感を心地よく感じるマットレスを選びましょう。
マットレスの種類で選ぶ
マットレスには様々な種類があるため、自分の好みや身体の状態に合わせて、適切な種類を選ぶことが大切です。主な種類として「ポケットコイルマットレス」「ボンネルコイルマットレス」「高反発ウレタンマットレス」などがあり、それぞれ特性が異なります。
その中でも「ポケットコイルマットレス」は、小さな袋に1個ずつ包まれたコイルスプリングが、マットレスの中に並べられているのが特徴です。独立したポケットコイルが身体を支えてくれるため、体圧分散性に優れています。寝ている最中に、S字のようなリラックスした姿勢が保てるため、腰痛に悩む人におすすめです。
マットレストッパーを敷く
マットレストッパーは、マットレスの上に敷く寝具アイテムです。マットレストッパーの使用は寝心地を調整し、腰への負担を軽減する効果が期待できます。寝姿勢をサポートするマットレストッパーには、腰を中心的にサポートしたり体圧を分散させたりなど、目的別にさまざまな種類があるので、自分の身体に合ったものを使用しましょう。
自分に合う硬さのマットレスで腰痛を和らげよう
適切な硬さのマットレスを選ぶことは、腰痛を改善するための重要な対処法です。硬さが合っていないマットレスは、腰に不必要な負担をかけ、痛みを悪化させる可能性があります。身体が沈み過ぎないことや、十分な寝返りを打てるなどの基準でマットレスを選ぶと、腰の痛みを和らげることが可能です。健康な生活を送るためにも、適切な硬さのマットレスで十分な睡眠を取りましょう。